お酒が止まっている7年間は、常に順調という感じでは無く、それ以前よりも色んな事が起きました。
父親の認知症、持病悪化、介護、死。
思わぬトラブルから退職、就活、不慣れな営業マンデビュー。
息子の不登校、引きこもり、自殺未遂、精神病院入院。
どれも大変でしたけど、息子の問題はある意味今も続いています。
中学生時代はソフトテニス部に所属して、すごくやる気を出し、実力は常に学年の1番手。
僕も試合を観に行くのが楽しみで、ママさんに交じっての応援は常連になってました。
基本ママさん（おばちゃんw）がほとんどで、（パパさんは仕事で来れない）その中にいつもいる熱心はパパさんって状態。
授業参観はいつも妻と娘3人で行き、チームワークの取れた家族になったなぁと思ってました。
お酒で壊した家庭への埋め合わせは完全に終わったなぁなんて思い込んでいました。
息子は学業も優秀な方で、英語の弁論大会では学校代表になって、それも観に行きました。
高校受験では県内有数の進学校に合格して、ソフトテニス部に入り。。
順調だと思っていました。
そんな息子が学校に行きたくないって始まったのが高校1年生の夏だったので、早かったですね。
しばらくすると部活を辞めて、学校に行かなくなりました。
最初の内は「ふざけんな、行け！」って揉める日々でしたが、しばらくして諦めました。
息子は朝から晩までゲームをするようになりました。
家庭内で荒れて、物を壊したり、妻に暴言を吐いたり。
そんな状態が自分でも嫌だったのでしょう、でも立ち直れなくて。。。自殺騒動を時々起こすようになりました。
それが何か月も続き。。。妻も死にたいと言うようになってしまいました。
きつかったですね。
息子の気持ちを知るために本を読んだり、カウンセリングを受けたり、夫婦で話し合いながら出口を探しつ続けました。
そんな状態から1年ほど経ち、ある出来事をきっかけに息子は通信制の高校に通うようになったのです。
勉強の遅れを取り戻すために、個別対応の予備校にも通わせる事になり。（本人が行きたいと言うので）
そこで、やっと乗り越えたと思ったんですよね。
良かったなと。
ただ、その後も学校を辞めるとか、死にたいとか、何度も何度も。。。
繰り返しながら息子は高校3年生になり、勉強の遅れが取り戻せないまま受験シーズンが来てしまったのです。
そんな息子が、昨日大学に合格しました。
模試ではE判定だったんですが。
まだまだ不安定なんで先々どうなるか分かりませんが、今は奇跡が起きたと、妻と喜んでいます。
息子のスイッチが入って、生きる喜びを見つけられますように。

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